No.5 健康管理しっかりしてますか?〜後編〜
| 皆さん、こんにちは! TOP Guitars大野です。 前回、弦高を調整しました。 今回はその続きです。 ***ブリッジの駒の位置を調整しよう〜オクターブ調整〜*** そもそも何故このオクターブ調整は必要なのでしょうか? 理論はめんどくさいから聞きたくない!って人は飛ばしてココから読み始めて下さい(笑)。 それはまず、ギターにフレットが打ってある事に起因します。 フレットはそれぞれの位置で正確な音程になるように打たれています。 ですが、とっても細かい話をすると弦を押さえる際には弦高分音程が上昇します。 その音程の上昇が弦高によって異なることや、実際に弦が振動する長さが、弦の太さや材質によって異なることから、全ての弦について同一のフレット位置にすると誤差が生じます。 かと言って、各弦毎にフレット位置を変えるわけにもいきません・・・ちなみに世の中には弦毎に打フレット位置を調整したギターも存在します。 が、ベーシックなギターではフレットは弦に対して垂直に打ってあり、それをずらすことはできないのでじゃあ弦の(ナット〜サドルまでの)長さを調整してつじつまを合わせましょう!という訳です。 ですので、弦高や弦のゲージを変えた場合は勿論ですが、同じゲージでもメーカーを変えた場合はオクターブ調整を行った方がいいでしょう。 さて・・・さらに分かり辛くなってしまったような気もしますが(^−^; 弦の長さを変えるとなんでつじつまが合うのか・・・極端な話をすると下図の通りです。 ![]() 高さが同じだとすると、線の半分の長さと高さ分押さえた場合の長さは元となる線が長いほど誤差が少なくなります。 しかし!長さを同じにするのが目的ではない(高さがある限り理論上不可能)のでややこしい所です・・・。 オクターブ調整で合わせているのは弦の振幅長ですので(><) 例えば5弦の開放は440Hzですので、5弦の12Fを押さえた時に880Hzの音が出るようにするのが目的です。 普段極端に弦を強く抑える人などは、オクターブ調整でも普段弦を抑える程度の力をかけて調整した方がいいでしょう。 また、さらに細かい事を言うとピッキングの強弱等も影響します、そう考えるとやはりプレイヤー自身が調整できるのがBEST!であると思います。 さてさて、それでは本題にまいりましょう☆ 上で長々と書いてしまいましたが・・・作業は至ってシンプルです! まず、1.全弦12Fのハーモニクスでチューニングを正確に合わせます これを怠るといくら頑張ってもオクターブ調整は完了しません! 次に、2.各弦の12Fのハーモニクス音と12Fを押さえた音(実音)を比較します。 ・ハーモニクス音の方が実音より高い場合⇒サドルをネック側に移動させます ・ハーモニクス音の方が実音より低い場合⇒サドルをボディエンド側に移動させます ちなみに上の赤文字はどちらか一方だけ覚えればOKです!逆の操作ですからね^^ この二つの作業工程を繰り返すのみです! ちなみに、サドルを動かす場合は面倒でも弦を一度緩めてから動かしてください。 また、サドルを動かすと(特にベース等は)弦高も変わりますので、一つの弦に対して複数回調整は行って下さい。 主なモデルの調整位置を紹介します。 青○の部分です(赤○or赤→は前回の弦高調整の部分です) ストラトキャスター等のシンクロナイズドトレモロの場合はこの部分 ![]() レスポール等のチューンオートマチックの場合はこの部分 ![]() フロイドローズタイプの場合はこの部分 ![]() 大抵の場合、オクターブ調整を完了すると↑のような感じになります。 あれ!何で4弦のほうが太いのに3弦より前なの!!??と疑問を持たれましたか? 実は4弦の中身(?)である芯線は3弦より細いのです^−^b あのグルグルをとると3弦より細い弦が出てきます。 4弦が3弦よりも早く切れたりするのはその性でもあったりするのです。 基本的には上記のような駒の位置関係になることがほとんどですが、弦のゲージや、ブリッジのタイプによっては一直線に近い感じになったりもします。 また、どんなに頑張ってもオクターブ調整が合わない場合は、弦のねじれや折れ、最悪のケースではブリッジ取り付け位置のずれなどが考えられます。 その場合は当店までご相談下さい☆ では、今回はこれにて終了です。 ベーシックな調整は以上です! 是非ともプレイヤーが個々のプレイスタイルに合わせたセッティングを維持できるように「ギターの健康管理」を身につけて下さい☆ |
| 2007 Oct.22 TOP Guitars Captain Tomohisa"ZAIN"Ohno |
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